富良野にある妖精が住む森「ニングルテラス」は新富良野プリンスホテル目の前に広がるショッピングエリアです。木道沿いにたくさんのロッジが点在し幻想的な空間の中には、それぞれこだわりの品物が並んでいます。そのなかのひとつに木のクラフト商品を販売している「木ペラクラフト」さんで竹とんぼを購入しました。

竹とんぼと言えば、誰もが小さいころに一度は遊んだことのあるアイテム。そもそも竹とんぼって「誰が最初につくったの?」、「なぜ飛ぶの?」と疑問が浮かびませんか。しかも自作でつくる竹とんぼって地面に真っ逆さまに落ちていくなんてことも多いと思います。しかし、今回の竹とんぼは、何と自分で翼の角度を調整しなくても安定した飛行性能を発揮できるように設計されている「タケトンボ AI」です。実際に作ってみましたので、そのレポートを紹介します。
竹とんぼとは 歴史発見
一説には江戸時代に「エレキテル」を作った平賀源内の発明という説もあるが、奈良時代の遺跡からも竹とんぼに類似した木製品が出土している。他にも中国の東晋時代の文献にも「飛車」という竹とんぼに似たものが出ている。
また、ヘリコプターの発想の起源は竹とんぼと言われています。15世紀レオナルド・ダ・ウィンチも竹とんぼを見ながらスケッチをしていたのかもしれません。
竹とんぼはなぜ飛ぶの?
そもそも竹とんぼって、なぜ空高く飛ぶのでしょうか。下の写真をよく見てみると羽のかたちが水平ではないのに気付くと思います。この少しねじっているかたちがポイントです。
ねじれは、右の羽と左の羽方向が違います。竹とんぼを回転すると羽に空気がぶつかり、ぶつかった空気は少し下の方へ向き揚力が発生して上に向かって飛んでいきます。
竹とんぼが大空に飛び立つポイントは揚力です。
これは飛行機の翼やヘリコプターのプロペラと同じ形と原理で飛んでいます。
竹とんぼのつくり方 (木ぺらクラフト 竹とんぼキット)
それでは竹とんぼづくりを始めます。

工作するにあたってパーツを切り離す際にカッターを使用するのと、切り離したパーツを瞬間接着剤を使用して接着をしますので用意ください。

開封すると説明書があるので作るのに困ることはありませんでした。

各パーツが繋がっている部分を切り離します。

全部切り離しました。

切り離したパーツを番号順に軸に付けていきます。小さなパーツには溝があるので治具を差し込んで位置を調整します。

位置を調整したら各パーツがバラバラにならないように瞬間接着剤でくっつけます。

接着剤が換装したら治具を取り外します。

次に2枚の羽を瞬間接着剤で貼り合わせます。

貼り合わせた羽を軸のパーツに同じく瞬間接着剤で接着します。

最後に上のパーツを付けて作業の完了です。

完成品

竹とんぼの飛ばし方
竹とんぼの飛ばし方は両手を合わせて竹とんぼ中央でつかみ、発射する前に聞き手を後ろに下げ竹とんぼを指の付け根当たにセットします。そのまま聞き手を前に押し出すと発射します。
このジャジーなモグさんが解説するYoutubeの竹とんぼの飛ばし方ががわかりやすいです。
竹とんぼを飛ばす時に結構な方が、上に向かって投げるように飛ばす人が多いです。竹とんぼは揚力で飛びますので手と手を合わせて回転させるだけで、あとは飛んでいきます。
竹とんぼ3割がつくり方、残り7割は飛ばし方が重要と言われています。慣れないうちは変な方向へ飛んでいくことが多いので周囲に人がいないことを確認して練習して見ましょう。
注意事項
竹とんぼは、風の影響を大きく受けますのであまり風が吹いていない日を選びましょう。
力まずに肩の力を抜いて竹とんぼを飛ばしましょう。
竹とんぼを飛ばした!
完成した時に部屋の中で作成した竹とんぼを飛ばすと、すぐに落下してうまく飛びませんでしたが説明書に書いてある通り羽を少しねじると真っすぐに飛ぶようになりました。
そのあとに意気揚々と外へ竹とんぼを飛ばしにいきましたが、高く飛ばそうとするして肩に力が入り投げるように竹とんぼを飛ばそうとしてましたが、うまく飛ばず。冷静になり「竹トンボの飛ばし方」を思い出し方の力を抜き両手を回転させる上昇して飛んでいきました。

さいごに
いかがでしたか。懐かしのおもちゃ竹とんぼ。竹で作るとなると結構大変ですが、木ペラクラフトさんのKitを使えば簡単に大空に舞う竹とんぼを作れます。
日々、人間関係や社会のしらがみなどとらわれて忙しい毎日を過ごしている方など、竹とんぼづくりを通して久々に童心に帰り、辛いこと、悩みや不安を忘れて1日過ごしてみませんか?
何よりも出来上がった竹とんぼが大空に舞う瞬間を見るとうれしさいっぱいです。今回、作成した竹とんぼは下記のリンクから購入ができます。
木ペラクラフトさんオンラインショップ
https://kipera-board.shop-pro.jp/