旭川市東旭川町瑞穂 上南部水神宮の湧水でお米を炊こう!

上南部

大雪山の麓にある旭川21世紀の森より旭川動物園方面へ流れるペーパン川。アイヌ語で「ペ・パン」(飲み水)の意味と「ペー・パン・ペツ)」(水・あまい・川)の二通りの説があります。

ペーパン(米飯)川周辺の瑞穂(みずほ)、米原(よねはら)、豊田(とよだ)の3地区は瑞穂(稲)、米原(米)、豊田(田)すべてにお米にちなんだ字が含まれているとおり、おいしいお米がとれる地域として有名です。

おいしいお米が育つ理由として東旭川の肥沃な大地と大雪山から注ぎ出るミネラル豊富な水が関係していると言えるでしょう。

東旭川瑞穂地区には、ミネラル豊富な水が飲める湧水ポイント「上南部水神宮」があり、言い伝えでは「病に臥せっていた人がこのお水を飲むことによって病気が治る」と語り継がれ明治時代より枯れることなく湧き出しています。

今回、肥沃な大地とおいしいお水で育った東旭川のお米とその土地のお水「上南部水神宮」の湧水でご飯を炊いてみましたのでレポートします。

上南部水神宮の湧水の場所

住所 北海道旭川市東旭川瑞穂

300m手前に看板がありますが、文字が消えかかっているので注意が必要です。

看板の近くにはお米と野菜の直売所がありトレイなどの設備もあります。

ピンポイント天気
https://www.sototenki.jp/tenki/63505/1hour

上南部水宮のお水を汲む

上南部水神宮の手前には、広い駐車場があり数十台止めれるスペースがあります。

お昼過ぎにいったところ車が3台ほど止まっていました。

近くには上南部川が流れています。ちいさな川ですがきれいな水が勢いよく流れています。

湧水の場所には、二人ほどいてたくさんのポリタンクを持ち込んでいましたが、ここの水場は譲り合いの精神がしっかり行き届いた場所。

小さな入れ物の私に先を譲ってもらいました。

水の汲む場所は、一カ所で水量もそれほど多くないですが、数十年ずっと湧き続けている水です。

さいごに、お水のお礼にお賽銭をいれます。

ここの管理運営は、お賽銭によって賄われているようです。入口の看板をきれいなものにしてもらいえるようちょっと奮発。

米はその土地の水で炊くとおいしいのか?

今回、お米は近くの直売所で購入した東旭川産の「ゆめぴりか」です。

飯盒でご飯を炊きます。

江戸時代より伝わる米の炊き方「はじめちょろちょろなかぱっぱ、赤子なくともふた取るな」で炊きます。

1.はじめちょろちょろ 

最初はとろ火(弱火より更に弱い火)で米に水を吸収させるための時間 10分~15分ぐらいかけて沸騰させます。

2.なかぱっぱ

中ごろに火を強くする沸騰状態を10分から20分ぐらい

3.赤子なくともふた取るな

どんなことがあってもふたは取らない蒸らす時間10分~15分程度

炊きあがり米がつやつやです。

今まで食べた中で最高のおいしいご飯です。

正直、ゆめぴりかを初めて食べました。

お米自体がおいしいのか、お水を使ったのがおいしいのか、それとも飯盒を使ったことによるおいしさなのかわからないです。

次の日に通常の炊飯器でゆめぴりかを水道水で炊いてみましたが、やはり、湧水を使った方がおいしさです。

検証結果として水道水で炊くよりも湧水(天然水)、その土地の水を使った方がおいしいことは確かです。

さいごに

むかし、「米はその土地の水で炊くとおいしい」と言うのを漫画で読んだ記憶があります。

その時は気にも止めていませんでしたが、実際に検証してみて、おいしいことを確認できましたが、おいしいお米のとれる産地と湧水ポイントが近くにないとできない至高の一品とも言えるでしょう。